友人Sの単勝一点勝負!Stuck on You!!

第六回
第23回ジャパンカップ
(11月30日、於東京競馬場、芝2400m、3才以上(国際グレードGI)


私の誕生日は11月28日である。別になんてこと無い日であるので、ジャパンCの日を誕生日と定めることにしている。
つまり、私はジャパンCがやってくると一歳年をとるわけだ。毎年ながら感慨深いレースであり、気合の入るレースでもある。
さてそのジャパンCでは私流の戦術がある。
それは

「ボクサータイプの馬を狙え」
である。
意味は簡単で馬を見た時のイメージがスポーツ選手にたとえるとボクサーにたとえられる馬を狙うということである。
まったくの主観的見地であり、論理付けての説明は不可能だ。
しかし、この戦法で昨年はファルブラヴ(管理人注 昨年のジャパンカップ勝ち馬)の単勝で儲けたのだから馬鹿にしてはいけない。
さてこのヒラメキ予想で今回選んだのが、
アンジュガブリエル
である。
芦毛なので見栄えこそしないが、その灰色の馬体から神秘の夜を明るく照らす天才のキラメキを感じるのは私だけだろうか?(私だけだろうな…)
2,400mのスペシャリストというのが売りであるが、そんな馬はえてして日本では単なるズブイ馬という例がある
(フランスのベストステイヤー トップサンライズとか)
のでそうでないことを祈るのみだ。
さて日本馬に目を転じると
シンボリクリスエス
の名がひときわ大きく見える。
昨年、秋天・JC・有馬と劇走したので忘れていたが、まだ4歳だったのだ。
前走を見る限り、昨年よりも強くなっている気がする。更に昨年のJCは中山だったのだが、東京コースに変ることは好材料であろう。
サイレントディールがJCDを勝つとデットーリ(管理人補足 昨年ジャパンカップダートをイーグルカフェで、ジャパンカップをファルブラヴで制覇。同一年両レース制覇は初めてのことであった)に続くぺリエのJC完全制覇も…
これに次ぐのが遅れてきた英雄タップダンスシチー、ローテーションも良くGTの数ほどクリスエスとの差はない。
更に人馬ともにシルバーコレクターのツルマルボーイと横山典。(案外ステイゴールドを超えを目指すこの馬の馬単2着流しが馬券的には正解かも…)
結論は冷静な判断でシンボリクリスエス、ヒラメキのアンジュガブリエルというわけだが、
今回は希望的見地から
アンジュガブリエル
とした。誕生日なのだしそのような夢を見てもいいのではないか?
希望はずいぶんうそつきではあるが、とにかく我々を楽しい小道をへて、人生の終わりまで連れていってくれる。
ラ・ロシュフーコー
(管理人原稿受け取り 2003/11/27 (木) 12:37)